Spring Field 便り

折々に綴ったSPRINGの思いをまとめていきます。最新情報はブログをご覧ください。

はじめに

子犬の誕生

パパたち

ヨークシャーテリアのゆっちゃん

月日の経つのは早いもので、私がヨーキーに魅せられてから数十年という歳月が経過しました。

その間様々な出来事がありました。

が。。。いつも私の側にはキラキラした目で話しかけてくれる可愛いヨーキーが居て私の心を和ませてくれました。

「ショードッグを作る」と言う大それた思いはなく、ただ単に家族として「この子が亡くなってもその子の面影を持ったヨーキーが居れば、亡くなった後のやり切れない思い、喪失感は少しは救われるのではないかしら」と、始めたブリーディングでした。

でも。。。最初のブリーディングで産まれた総ての仔犬を助けられずに、この小さな生き物のブリーデイングは・・・・私の手では難しい事だと思い知らされました。

それから、時は流れ 初めてのブリーディングで命を繋いだ子が成犬となり、「また何時かは。。。この子ともお別れの時があるんだわ」という思いが沸き、たまらない気持ちの中、再びブリーディングに挑戦しようと意を決しました。

あれ以来初めてのブリーディングをし、産まれた姉妹にアガサとアリアという名を付け 育てておりました。

ヨークシャーテリアのアリアとアガサ

そんなある日 ドッグショーを見に行く機会があり、正直、私の家に居るヨーキーの方が美しいと感じました。

ヨークシャーテリアのアリア

アリアをドッグショーヘ

私の素人ハンドリングでしたが5回の出陳でJKCチャンピオンを完成いたしました。
アリアはブレアスビル(*1)とレフーカ(*2)の血の濃い子でした。
とてもコート質が良く、スタンダードに掲載されているダークスティール・ブルー(*3)の色合いを晩年まで保ち、私の目を楽しませてくれた子でした。

ヨ^クシャーテリアのアガサ

そして、もう一頭の姉妹犬アガサ

素晴らしいヨーキーを多数ブリーディングしている山川 花子氏(*4)(犬舎名 MOUNTAIN BROOK)との出会いがあり、そちらで愛育されているJKC.CH Fujimiland Warlant Imageと交配して頂きました。 今から15年前、JKC.CH Fujimiland Warlant Imageは10歳だったと記憶しております。 アガサは雄1頭、雌2頭の子を授かりました。

イメージ Jr.

ヨークシャーテリアのイメージ Jr

アガサの産んだ雄のイメージJRはその後、KATTIN OF MOUNTAIN BROOK JP(FUJIMILANDO WARLANT IMAGE FCIの孫娘)と交配し、INT.CH.2007`アジアウイナーSPRING FIELD E.Y.JP MERRY TARNA(雌)を世に出し、続けて
JKC.CH SPRING FIELD E.Y.JP MERRY SANBO(雄)
JKC.CH SPRING FIELD E.Y.JP MERRY JANE (雌)
JKC.CH SPRING FIELD E.Y.JP MERRY REIGN(雄)
JKC.CH SPRING FIELD E.Y.JP MERRY LAURA(雌)
計2頭の雄と3頭の雌を世に出しました。

この5頭とも、JKC.CH Fujimiland Warlant Image FCIのラインブリードで作出された子達です。

雌2頭は同時期、2001年JKC.チャンピオンを岡本健一氏のハンドリングで完成しました。

ヨークシャーテリアのKeyとDona

同時期、
Walrant Image FCI(/91)とKEY OF MOUNTAIN BROOK JP(/92)の間に産まれた雄1、雌1
Walrant Image FCI(/91)とDONAH OF MOUNTAIN BROOK JP(/00)の間に産まれた雄1(Cn マッコイ)
を私の犬舎に入舎し JKC.CH Fujimiland Warlant Image FCI の血統を第2の当舎の基礎犬として、今日まで続けて来ました。

イメージ(Fujimiland Walrant Image FCI)血統書
ケイ(KEY OF MOUNTAIN BROOK JP)血統書

日本の歴史上、たくさんの名血、名犬のヨークシャーテリアがおりました。

此処に掲載されている血統及び名は、SPRING FIELD犬舎に入りましたヨークシャーテリアをご紹介しました。

何卒ご了承下さいませ。

  1. ブレアスビル:犬舎主 B.リスター氏
    ブレアスビルロイヤルシール

    1974年 Eng.CH Blairsville Most Royal(名雌)が、クラフト展に全犬種中リザーブ.ベスト.イン.ショーを獲得。
    Eng.CH Blairsville Royal Seal & Eng.CH Blairsville Royal Warrant の母犬



  2. ヨークシャーテリアのレフーカレフーカ

    1970年の後半ベルギーからINT.CH USAFIR VON REFOUKA が来日しました。
    イギリスの古い犬舎でもあるデービス系の血液が濃い雄犬で、小柄で可愛く被毛の美しい名犬。
    日本のヨーキーの主軸の一本となりました。

  3. ダークスティール・ブルー
    暗碧銅色、銀灰色のシルバー・グレーではない。英国ケンネル,クラブ(KC)1898年スタンダード制定


  4. 山川 花子氏(犬舎名 MOUNTAIN BROOK)ヨークシャーテリアのエルメスとグレス
    1990年代後半に東の Cnエルメス、西の Cnグレスと謳われ、その後両名雌は共にINT.CH を獲得し、沢山の賞にも輝いたと記憶しております。
    交配して頂いたJKC.CH Fujimiland Warlant Image FCI は、フジミラント犬舎の長沢氏が亡くなってから、山川氏の元で愛育されておりました。
    (参考):1970年代 Eng.CH Blairasville Royal Warrant INT.CH USAFIR VON REFOUKAはフジミラント犬舎主、長沢 芙佐子氏の元へ入舎しました。
       

良い血統の組み合わせが良い子を産む、正しくその通りであります。

しかし余りイメージ、イメージと同じ血統を近親してしまうと、健康を損ねる懸念があるので、近年、森弓子氏がアメリカから輸入された  CH(AM) PARAY'S EPIPHANYの直子 JOYBELLS OF BLUE PHOENIX AKASHI JP を入舎。
JOYは私の素人ハンドリングであっという間のチャンピオン完成でした。

JOYを迎えたことで又これからの楽しみが増えました。

これからも健全で性格の良いヨークシャー・テリアの魅力を十分兼ね備えたヨーキーづくりを続けて行こうと思っております。

近頃はスプリングフィールドの子犬をお譲りした皆様からの《喜び、幸せたより》を見聞するのが、私へのご褒美だと思う今日この頃です。

ショードッグは私にとって最高のパートナーです。

でも。。。ただ単に それだけの事で、我が家ではショードッグもそうでない子も何等変わりは有りません。

物怖じしない性格の子をショードッグとして選ぶため、兄妹でもショーに出していない子の方が美しく魅力的なことも多々あります。

初心は今もって変わらず、変わったのはヨーキーが増えたと言う事。

お産の時はオロオロするばかりですし、哺乳力の無い子が居れば寝ずの哺乳。

やれやれいつまで続くやら。

Spring Field安田栄子


繁殖(ブリーディング)を通して命の大切さを教えてくれたヨーキーへ
そして、ヨーキーを通じて出逢えた総ての人に感謝をこめて。。。
すばらしき 仲間達へ。。。

Spring Field 安田 英子

Home   子犬情報   チャンピオン   Spring Field便り   巣立った子犬たち   交通案内   お問い合わせ